今のところ未定

なにを書こうか、考え中

#15 本屋大賞2020ノミネート作品『medium』

はいどうも、wiiです。

昨日、本屋大賞について書いて興が乗ったので、現在投票中のノミネート作品を読んでみた。
今まさにホットなものを楽しむ楽しみを味わってみたかったので!
10作品の中から白羽の矢が立ったのは…

『medium 霊媒探偵城塚翡翠相沢沙呼

medium 霊媒探偵城塚翡翠

medium 霊媒探偵城塚翡翠

大絶賛な帯

本屋大賞ノミネート作品が発表されてから本屋に並んでいたものの帯がこちら。
f:id:wii0513:20200125023257j:plain
f:id:wii0513:20200125023301j:plain
大々的に描かれた「第1位」の文字と、作家さんたちの絶賛の声。

  • 巧妙にしてイジワル、胸のすく一撃!
  • 「すべてが、伏線」に偽りなし。
  • 最後まで読んですべてにやられた。

このコメントたちを見て、「おお、これは面白そうだ!」という感想を抱くのは自然なことだった。

感想(ネタバレあり)

第1話~最終話(第4話)で構成されており、基本推理ミステリパートの3話までと、どんでん返しの最終話からなる。

第1話~第3話

一気に読める軽い読み口。
ヒロインの城塚翡翠のかわいらしさのおかげで、ミステリ的な要素以外も楽しく読めた。
霊媒能力をいかに事件解決に生かすかについて理不尽もなく纏まっていた。

最終話(第4話)

帯で約束されていたどんでん返し。
ヒロインの性格がそこまでから豹変し、軽い読み口という状態ではなくなる。
急展開のおかげで、先がとにかく気になってしまうので、こちらも一気に読み切れた。
その中で第1話~第3話の事件の再検討が行われ、この部分こそ著者が最も力を入れたパートだったろう。
個人的にはここがイマイチだったかなと思う。
展開を早く進めたいと感じさせられつつも、読者が立ち止まって推理を試される。
進むか立ち止まるかのアンビバレントな感情を覚え、不完全燃焼感が残った。
推理の一部がフェアではないなと感じた部分もあった。
また、ヒロインが少々下品なうっとうしいキャラクターへ変貌してしまうのが残念。
あえて品がないペテン師といった感じにしたのだろうが、品位は残してほしかったなあ。

こんな人におすすめ

以上の感想から、こんな人にはお勧め。

  • 物語性をメインにしたミステリーが読みたい人
  • 推理に挑戦する忍耐力のある推理ゴリラ

逆に、こんな人には勧められない。

  • 推理をなんとなく楽しみたい人

とにかく最終話が感想のすべてを支配するので、どうしても最終話が合わない人にはお勧めできないかな。

こうやって書くと、如何に最終話の存在感が大きく、
伏線、どんでん返しといったものを生かした構成なのかが最認識される。
これこそが相沢氏の実力の証明なのだろう。

以上。