今のところ未定

なにを書こうか、考え中

#8 本を読もう。『物語 フランス革命』

はいどうも、wiiです。

今回はこの本のkindle版を急ぎ足で読んでいきます。

ルールは2つだけ。

  1. 時間を区切って休憩を挟む
  2. 区切りごとに自分なりの要約・感想をメモしていく

 

読書メモ

序章 フランス革命とは

世界に国民主権法の下の平等を浸透させる楔となった点で非常に重要。

「国は王家のもの」という考え方は、人類の歴史において脈々と受け継がれてきた当然のものであった。

今日のような「国は国民のもの」という考えは未だ登場200年に過ぎず、その新奇性は尋常ではない。

ちなみにメートルグラムリットルはフランス革命で導入された度量衡。

 

第1章 古き良き革命の時代

世が世なら良き王であったルイ16世は、国家体制の革命を図る。

しかし、それが現行政治への革命の追い風となる雰囲気を醸造し、ルイ16世が望む革命とは異なる第三身分の大躍進を導く。

ただし、ルイ16世は国民から完膚なきまでに非難されるのではない。

三身分主導の革命は、彼を国王として担ぎ上げながら第三身分の立場改善を、という路線であった。

 

第2章 革命的動乱の時代

ヴァレンヌ逃亡事件

ルイ16世は、制御の効かない第三身分による改革に嫌気が差していた。

王政立て直しの助力を得るため、妻の実家であるオーストリアへいくことに。

しかし、国外へ逃げ出し、他国の兵によってフランス国民を制圧しようとしているのではないかと考えた国民によって捕らえられた。その行動によって権威、立場は大いに失墜することとなった。

革命の中では、「自由の十字軍」「他国の王政からの解放」という崇高な精神が育まれていった。

革命の波を拡散したい市民、敗北によって革命軍を鎮静化させたい議会の思惑により、ヨーロッパ開戦につながる。

烏合の衆であったフランス革命軍は武力で後塵を拝すも、狂信者的振る舞いが勝利を引き寄せることもあり、流れは加速していくのだった。

 

第3章 国王の死

国王と王政は存在自体が国民の自由を侵害する、ルイ16世は国民を裏切っていた。

この考えのもと、死刑が宣告、実行された。

古き時代からの脱却を確固たるものにするためには、過去の支配者を断絶する必要があった。

国民主権の世界に国王がいては、真の国民主権になっていないのではないか、ということだ。

かくして、国王によって考案された逆三角の大刃は国王の頭と体を隔てたのだった。

 

第4章 ジャコバン政府の時代 ジャコバン派=国王いらない、革命万歳派

ジャコバン派主要人物の紹介。

圧倒的リーダー、「腐敗し得ぬ人」ロベスピエール

豪胆、行動力の人ダントン

ジロンド派傾倒の暗殺の天使に殺害された過激派のマラー

革命の貴公子、利権の確保よりも民衆のための革命を進めたサン=ジュスト

 

第5章 恐怖政治

ギロチンによる処刑の容易さが、処刑による恐怖政治を加速させたのかもしれない。

理想のためには不純分子を取り除く必要があるという考え、対ヨーロッパ戦争のために国内の平定が必要であった状況。

この二つによって恐怖政治が加速し、処刑者の数は急速に膨れ上がった。

その終焉は、テルミドールのクーデターを待たねばならない。

自身及び配偶者の処刑の危険を覚えた議員によって為された、皮肉なものである。

 

第6章 ナポレオンの登場

まだまだ続くヨーロッパ戦争。

革命の理想を失った議会では、ここぞとばかりに王党派の残党が巻き返しを画策する。

理想はなくとも権益確保の努力は惜しまない(元)革命派は、武力行使も辞さない。

また、元革命派に庇護を受けていたナポレオンは将軍として登用され、イタリア、オーストリアとの戦役で実績を挙げる。

侵略後の掠奪によって財政を助け、敵国との和平を有利な条件で実現したナポレオンは、まさに国家の英雄となっていった。

ナポレオンを担ぎ上げて民衆を引きつけようと画策していた、革命の理想を肚に抱くシエイエスの思惑は、順調に思えた。しかし、ナポレオンを制御するには彼の将軍としての実績・人気が大きすぎたため、野心家のナポレオンによって失脚に追い込まれる。

こうして皇帝ナポレオンが誕生した。彼は選挙によって国民に選ばれた、初めての統べる者となった。

ここに、フランス革命はその幕を降ろした。

 

読後の感想

歴史をここまで読みやすくできるとは。著者の力量に恐れ入る。

あとがきでも言及されていたが、特に4、5章に象徴されるように、とにかく人物描写が多い。

この圧倒的な人物描写のおかげで、出来事に血が通い、なぜ起こったのかが自然に頭に入ってきた。

多少著者の妄想ではないかと思うくだりはあるが、面白く読ませてくれるのならば文句はない。

むしろ賛辞を送りたいほどの英断である。

歴史について読み物が苦手、という人には是非読んでみていただきたい。

そして、入門書としてこのような本が増えることを願う。

 

速読として

相変わらず遅い。

この本を読むのに4日間かかり、読書時間は4時間くらいか。

最もいいペースで読めたのは、耳栓を装着した状態でのバス車内かな。

限られた時間で読み進めようと思うと自然と集中できるみたいだ。

逆に最悪だったのは徹夜明け。読んでも感想メモも作れない。いいから寝ろ。

次の本はどうしようかな。またヨーロッパ関係かな。

 

以上